週刊ユキコさん

41歳。4児の母。果樹農家の嫁。 末っ子(年長)を除く上3人が不登校。 夫と2人、それぞれ自分探し中。 、、、から状況は変わり中学から行き始めた次女は約2カ月通いまた行くのをやめた。小学校へ一応入学した次男は1週間で終了。4人の子どもたちは毎日家にいる。

農園のこれから。家族のこれから。

去る9月2日、わが農園のブレスト大会が東京は浅草橋にある『キッチン・ビー』で開催された。

初の試みであり、私も夫も緊張を隠せないまま上京したが、約3時間のブレスト大会は参加者の熱気と温かい想いが溢れる素晴らしい時間となった。


まず夫と私、そして参加者の自己紹介の後は農園の一年間の様子や、今年初めてチャレンジしたことなどをスライドで見ていただいた。

参加者の質問に答えながら場の空気も和みはじめる。

そんな中で例えば、心身ともに乱れまくる農繁期の乗り切り方や、新しい販売の仕方、イベント開催などなどのアイディアをバンバンいただくつもりで挑んでいた私たちだったが、

話は思ってもいなかった方向へ転換して行った。

参加者からの提案で一年間の忙しさをグラフに表したところ、どうにかしたいと思っていたのは夫も私も農繁期を終え、気が抜けてしまう8〜10月頃だったのだ。
(時間もないので農繁期か農閑期のどちらかに焦点を当て話そうとなったところ、夫婦ともに農閑期を選んだ)

11月頃からは剪定作業が入ってくるが、その前の約3ヶ月は無駄に時間を持て余してしまってる感が強いのだ。

そして話が思わぬ方向に展開したというのは、参加者の一人から『子どもさんたちのことも心配なようだし、家族が楽しくなったらいいんじゃないですか?』との提案が。

私たち夫婦は4人の子どもたちが学校に行っていないことについて今は困っていないが、できれば今より少し風通しを良くしたいと思っていた。

それは親子ともにいろいろな場面や人に触れ、たくさんの価値観や経験を学びたいという思いからだ。

子どもたちがそれを望んでいるかはわからないが、少なくとも私と夫はそんな気持ちがピークに達していたのだろう。


そんな私たちの気持ちを汲み取ってか、参加者の方たちの温かい気持ちとエネルギーに、私の心はスルスルとゆるんで行った。

そして恥ずかしいから黙っていようかと悩んでいたことも、気づくと自分から挙手して発言していた。


それは農繁期に食事の支度もままならなくなり、洗濯物はなんとか干すもののたたむ暇がなく山積み、家の中はひっちゃかめっちゃか(もしかしたらこれは方言?)

しっかり栄養を摂りたい農繁期の体にも子どもたちにも良くないことはわかってるがコンビニ弁当やスーパーのお惣菜ばかりになり、誰か料理好きな人が着払いでおかずを送ってくれないかなんてことまで考えていたことも打ち明けた。


すると『家事が苦手、それは武器になりますよ』と。

世の中には料理を振る舞いたいが食べてくれる人がいないという人がいる。

また農作業にしても、自分がお金を払ってでも体験してみたい人もいる。

そんなこんなを踏まえて、人が集まる場を作ろう、私や夫が楽しい時間を増やしていこう!

というようなことで、あっという間に終了時間になり、最後は10月に控えている肥料まきを兼ねて『感謝祭』をやろうじゃないかと盛り上がり会は幕を閉じた。


あっという間だったが楽しく、また私にとっては終始胸がいっぱいな時間だった。

私たちは応援してもらえてる。

私たちが楽しく幸せになって行く姿をみんなが望んでくれている。

そんなふうに感じて、心から幸せだと強く思い帰路についた。


うまくまとまらないが、私はいろんなことが吹っ切れて、前へ進む決意を持たせてもらった運命の日となった。


当日、参加してくださった皆さんと、参加できないけどとエールを送ってくださったたくさんの方々、日頃より農園や私たち夫婦を見守り応援してくださっている方々に心からの感謝を込めて。